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元町で天然酵母のパン店『tombolo』を経営する苧坂淳さん。東京や京都で学生生活を送る中で、興味関心に従って様々な経験を重ねてきましたが、なかなか将来の道を決められない時期が続いたといいます。そんな時に思い出したのは、ゼロから仕事を生み出し、自らの生活を作り上げていた陶芸家のお父さんのことでした。就職活動に見切りをつけ、自身も〝物作り〟で生きていこうという決意を固めた苧坂さんは、わずか1年の修行期間を経て独立。地元・函館に戻り、『tombolo』を開業しました。現在は、職人としてパンを焼きつつ、『箱バル不動産』のメンバーとして古民家の再生活動などにも携わっています。
学生時代は「自分がなかった」と語る苧坂さんに、パンを介して人と繋がるという店作りの工夫や、〝コダワリを突き詰めつつ、お金もしっかり稼ぐ〟という暮らしのスタンス、奥さんや娘さんに対するストレートな想いなどについて伺いました。

ー取材・文章:阿部 光平、撮影:妹尾 佳、イラスト:阿部 麻美