■親に言われて始めたバスケットボール
━━はじめに幼少期のお話から聞かせてください。生まれた時は、どこに住んでいましたか?
越後谷:たぶん、日吉町だと思います。ちょっと定かじゃないんですが(笑)。でも、幼稚園は湯の浜でしたね。
━━日吉に住んでて、湯の浜まで通っていたと。
越後谷:たぶん、そうだと思います。記憶が曖昧ですいません(笑)。小学4年生までは確実に日吉にいました。
━━日吉小学校のことで何か記憶に残っていることはありますか?
越後谷:その頃は、陸上をやってましたね。100メートルと800メートルだったかな。
━━陸上は自分の意思で始めたんですか?
越後谷:いや、親に勧められてって感じですね。あと、お姉ちゃんが陸上をやってた影響もあったと思います。
━━自分としては嫌々やってた感じでしょうか?
越後谷:そんなこともないですけど、とにかく親が「スポーツやれ!」ってうるさかったんですよね。勉強のことは何も言われなかったけど、水泳とか、スキーとかやらされてました。いきなりプールに連れて行かれて「泳げ!」とか、雪山の上に連れて行かれて「滑れ!」みたいな(笑)。
━━かなりスパルタなお父さんですね(笑)。お父さんは、自分でも熱心にスポーツをされてたんですか?
越後谷:私が3歳とか4歳くらいの時までは、スイミングスクールの先生をやってましたね。
━━なるほど。だから、自分の娘にもスポーツの素晴らしさを伝えたかったんですね。
越後谷:そうかもしれませんね。スパルタでしたけど(笑)。
━━5年生からは、どちらの小学校に?
越後谷:深堀小です。
━━学校が変わった感想はいかがでした?
越後谷:最初は、みんな「転校生だー!」って感じで珍しがって構ってくれたんですけど、熱が冷めると一気にアウェイな感じになりましたね(笑)。みんな、もともと仲の良かったグループに戻って行って、私は行き場がないみたいな(笑)。
━━僕も転校の経験があるので、その感じよくわかります。どういうポジションで立ち回ればいいかわからないというか(笑)。深堀でも陸上は続けていたんですか?
越後谷:転校してからはバスケをしてました。
━━今度は自分の意思で?
越後谷:いや、今度はお母さんの意思ですね(笑)。友達の父さんが教えてて、それでやらされたというか。
━━なるほど。そういうパターンってよくありそうですね。当時から背は高かったんでしょうか? ちなみに今って身長は何センチくらいあるんですか?
越後谷:今は170センチです。当時から大きい方でしたけど、一番大きいとかではなかったですね。
━━親に勧められて始めたということですが、実際にやってみたバスケはどうでした?
越後谷:それが、すごく楽しかったんですよね! かなり一生懸命やってて、選抜にも呼んでもらってました。